受賞内容は発明考案の名称が

「大腸内視鏡検査用下腿載置台及び大腸内視鏡検査用ベッド(特許第5779300 号)」、要旨が「コロナ対策にも有用な内視鏡ベッドに関する発明。安心・安全・安楽な大腸内視鏡検査の実現に寄与する着脱可能な下腿載置台を考案。本発明により検査医の内視鏡操作性向上によるストレス軽減と検査時間の短縮や、介助者の接触作業の低減に加え、腹部の緊張緩和による患者の苦痛も軽減し、新しい内視鏡検査方法の構築と普及に寄与した」

です。

京都にはたくさんの大企業があり、開発者や技能者や発明家が数多くおられます。

今回医療従事者として初めて受賞し、大変光栄な賞をいただき身に余る思いです。世の中に永続的に役立つことができるさまざまな医療商品をこれからも世に出していければと考えています。

安心・安全・安楽な大腸カメラ検査と治療を、足台付き内視鏡ストレッチャーが当然備わっているべき医療設備で受けられる日が来ることを期待しています。

一つでも多くの医療機関に導入していただいて、大腸カメラを受ける患者さんが恩恵を受けられることを願っています。そして大腸がん罹患数・死亡数の上昇に歯止めがかかり、大腸カメラを受けた患者さんとそのご家族から、大腸カメラを受けておいてよかったと言っていただける世の中になることを夢見ています。

苦痛の少ない大腸カメラは新たなステージへの幕開けです。

 

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