エッセイ 自伝的エッセイ 海外旅行 アメリカ 2025.10.01 疲れを癒やすために訪れたイエローストーン。その体験がやがて全米国立公園への挑戦に変わっていった 訪れた国立公園マップ 写真を拡大 写真を拡大 👉『写真馬鹿、アメリカを撮る。』連載記事一覧はこちら 【イチオシ記事】折角着た服はゆっくり脱がされ、力無く床に落ち互いの瞳に溺れた――私たちは溶ける様にベッドに沈んだ 【注目記事】「ええやん、妊娠せえへんから」…初めての経験は、生理中に終わった。――彼は茶道部室に私を連れ込み、中から鍵を閉め…
エッセイ 『一人十色』 【第5回】 イドゥルギ ヒロ,イドゥルギ ヒロ 「お父さん、大丈夫だと思うけど、ある程度の覚悟はしておきなさい」――震災後2週間たっても親の迎えがない息子に、先生は現実を… 【前回記事を読む】やっとの思いで到着した家は一階が津波の被害で泥や大木で覆われている。息子はそこには居なかった三日後に中学校に行ってみると、水はまだ周囲を覆っているが、比較的校舎には入りやすくなっている。職員室前の掲示板の前で数日振りに息子と出会えた。息子は何でもない様子だったが、私の方は号泣してしまった。最後に人前で号泣したのは何年前だろう。学校側も最後の避難生徒が親に迎えに来てもらって安堵し…
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【第16回】 十束 千鶴 新しく入ってきた社員はいかにも軽そうな男だった。彼は会社のお荷物か、それとも救世主か……? 【前回の記事を読む】会社の理不尽に苛立ち心が揺れる私へ、「誰も同じ思いをさせない」と語った彼の優しい声に心が和らいだ「……だったら、私に今できることは、相手を反面教師にすることと、この負の連鎖を続けないこと、ですね」「……はい」くるみはぐっと背伸びをして、大きく息を吸った。話さなくても理解してくれる人がそばにいると、こんなにも心強い。「……なんか、笹川さんって不思議ですね。なんであれだけのことし…