八つ年経て雅仁生まれ給ひけり長じては後白河天皇なり
*後白河天皇、第七十七代天皇(一一五五~一一五八)。
才媛や眉目うるはしき女房たち女院のまはりをとりまきたり
*宮中で局を与えられ、后に奉仕した女性を女房と呼んだ。
たぐひなきうた詠みの女房千載の記念に遺す歌ありしこと
平安末期、国を二分する戦いが起こった。それは保元の乱と呼ばれる戦乱であり、古代から中世へと、貴族政治から武家政治へと時代を切り拓いていく端緒となった。
この乱の原因である天皇家と藤原摂関家の内紛から崇徳院の配流という結末までの経緯が詠まれた創作短歌を連載でお届けします。
八つ年経て雅仁生まれ給ひけり長じては後白河天皇なり
*後白河天皇、第七十七代天皇(一一五五~一一五八)。
才媛や眉目うるはしき女房たち女院のまはりをとりまきたり
*宮中で局を与えられ、后に奉仕した女性を女房と呼んだ。
たぐひなきうた詠みの女房千載の記念に遺す歌ありしこと