ネイビーがKeiさんを見る。
「仕事の主流は、どちらかというと、パターン処理派だよね。創造的人財育成というのは、ジョージが言う、WOW!っていう、サプライズ派が増やせるかどうかだろ?」
「おっしゃる通りです」Keiさんは、うなずきながらも、考える。
でもね、ネイビー。ひとはみんな、いままでにない大胆な発想を〈したい〉のかな。
もともと人間の行動自体が、かなりパターンでしょう。買い物とか、会議の進行とか、お酒の飲み方とか。いまは就活面接のために、笑顔のパターンまでコーチングしてくれるらしい。そういう定型が大好きで、効率が上がるのなら、それ以上は業務範囲を外れたくないひとも、たくさんいるわけですよ。
ずっと、左の脳ミソが、右の脳ミソを封殺してきたから。
次回更新は8月13日(水)、11時の予定です。
👉『これからの「優秀」って、なんだろう?』連載記事一覧はこちら