【前回の記事を読む】ペットの犬にもクールビズを。クッキーにひんやりとしてやわらかな服を着せてみた
偽妊娠 2011年11月8日 クッキー4才8か月
クッキーは、偽妊娠の“くせ”があります。
彼女にとってのベビーは、小さなボール。前回は青、今回は赤いボール。数あるボールの中から彼女が選んだベビーボールです。
口にくわえて、キーン、キーンと、金属的な声を出しながら、落ち着く寝床(巣)を求めてウロウロ。クッションでも、ソファーでも、布団の上でも、必死に穴掘りをして寝床を整えると、ベビーを大事に抱え、やさしくなめ回す。
ナーバスになっていて、カアサンたちの手がベビーに近づくと、グァォ!と牽制する。外出から帰ってくると、何より先に大慌てでベビーを探し出す。夜も、カアサンの布団の上でベビーを抱えて寝る。
オッパイが張って、実際汁が出る。クッキーがなめたりしている。見ていて、何か切ない。
獣医さんは、「子供を欲しがっているわけではないですよ」とおっしゃる。そうですね。体のホルモン状況から来る生理現象だということは、頭では納得。
それでも、クッキーはいいお母さんになるなあ、なんて情緒的に思う。
避妊処置をすれば、クッキーの体にとって多分ストレスとなるこんな繰り返しを回避できることも、わかっている。
でも、その決断ができないままで、今まできました。インターネットで見ても迷っている飼い主は多そう。
賛否両論。
獣医さんの多くはYESのようだけれど、不要という獣医さんもいる。勧める主な理由は、手術をしないと、子宮の疾患や悪性腫瘍発症の確率が高くなる、というものです。
恐ろしいことです。で、確率は何%ぐらい上がるの? 手術しなければ、癌になる確率はどのくらい?
これが、インターネットによっても、数値としてなかなかつかめない。1度だけ、どこかの国の例として「15%」という数字を見たことがあります(何の?かは不明)。犬種によって、癌罹病率にかなりの開きがあるという調査結果が、この間、新聞に出ていました。