霧の峠越え 2011年11月22日 クッキー4才8か月

もう恒例になった箱根の旅。週末に近づくにつれて、天気予報が下り坂。出発当日は、なんとかもちそうでした。

小田原厚木インターから、三国峠を経由して箱根方面へ。チョットぱらつき気味。そして、三国峠越えのワインディング道路を登っていくうちに、谷からガスが上がってきました。だんだん濃くなって、ガスの中から対向車のヘッドライトが飛び出してくるような雰囲気。

クッキーにとっては、初めての経験。なにやら怪しげなガスの流れに緊張。窓の外をキョロキョロ見回して不安そう。どうやら、これは運転手が悪い、と思い込んだらしい。

運転手に向かって「ワン、ワン! ちゃんとして!」。

運転手「トウサンのせいじゃないよ」。

ホテルでは、夕方から本降りとなりました。その前の2、3時間をホテルの広い庭園やドッグランで走り回れたのが、クッキーにとってはストレス発散となって、機嫌も良さそう……。ディナーの前までは。

例のとおり、ハーネス型のリードを付け、フックに掛けてディナーに出かけたのですが、帰ってみると、クッキーはドアのところで跳ねて待ち受けていました。ハーネスが頭からスッポリ抜けてしまっていたのです。

ケージなどに入れず、フリーな状態での留守番は、危険なばかりでなくストレスも大きいので良くない、と飼育本に書いてありました。全くそのとおりで、その夜、クッキーは神経過敏になっていました。カアサンの身動き1つにも反応して、一時も離れない、ついて回る。いつにもまして不安な留守番だったようです。

次回の旅では、乞晴天。

 
 

次回更新は7月29日(火)、18時の予定です。

 

👉『明日も一緒よ、クッキー』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】自分が不倫をしているんだという自覚はほとんどなかった。

【注目記事】初産で死にかけた私――産褥弛緩を起こし分娩台で黒い布を顔に被され電気も消され5時間ほどそのままの状態に