【前回記事を読む】【62歳の旅エッセイ】言葉が通じなくても心は通った。トルコ人との出会いと、夢のような絶景を走るマルタのランニング生活
マルタ共和国3ヶ月の旅
2012年11月1日~ 2013年1月30日
英語学校の寮
●初授業
Reading、Writing、Listeningのテスト、約50人の様々な国からきた人と受験。すべて英語で説明、聴き取れなくて裏まで問題があるのに気がつかない、高校受験のレベル。
難しい。何年ぶりの冷や汗もの、成績は発表されずクラス分けに使うのだからよかった! その後のクラス分けで皆「難しい!」と言っていたので何とかなるか。周りを見ると私のような高齢者の方がおられた。
スウェーデンの小柄なご婦人(おばさん)は日本のおばさんの雰囲気。きっと私におじさんの雰囲気を感じたのだろう、なぜか必ず側にいて話しまくる。
会話力はあるのに何を勉強するのとたどたどしく聞くと「自分のはSwedishの英語で完全な英語でない」という。
いずれも向学心があり元気だ。若い人ばかりで国も違う緊張感の中で、場を和ませてくれる遠慮のない存在はありがたい。
トヨタが日本製の車と初めて知ったようだ。日本の話をしていこう。自分もこのおばさんのように場を盛り上げる存在になりたい。そのためには勉強だ。
私のクラスメイトはチュニジア、ロシア、トルコ、ドイツ、ブラジル、日本の国籍で全員で8名だった。
みな私と同じくらいのレベルのようだ。自分は英語の発音に自信があるので自己紹介は音量を上げた。
全世界から英語を学びたいと集まった集団、それぞれ目的は違っても前向きの雰囲気が嬉しい。圧倒的に若い人が多いが私のようなシルバーもチラホラ、これからの交流が楽しみだ。