そして、自重のエクササイズは、日常生活の動作にも通ずるものがある。極論を言えば毎日行うことも可能だ。
パーソナルトレーナーを付けて筋トレを行えば、週2回(1回1時間)でも体型を変えることは可能だ。(それなりにお金がかかる)
対して家トレにおいては、自分である程度試行錯誤しながら実施することなる。そのため、エクササイズを習得する段階では、一定以上の程度の頻度(週3回以上)で実施しよう。
幼少期の自転車の習得を思い返そう。そこでは、決して、1回30分週2回、で練習はしていないはずだ。一定以上の頻度で量をこなすことが、動作を習得する上では必要なのだ。
1つのエクササイズに対して2~3セット、これが多くの書籍や雑誌などで推奨されているセットの数だ。
研究結果は勿論だが、実際の現場においても多くの方が2~3セットで行っている。1セットでは刺激が少なく、5セット10セットと量が増えると身体への負担が大きくなり集中力も低下しやすい。
しかし、初心者は2~3セットでは少し足りないことが多い。エクササイズを習得する時期は、5セットを目安にセットの数を増やすことをお勧めする。
セットの数を増やす際には「追い込み過ぎない」、これを心に留めておこう。過度な追い込み、この典型例が部活動での筋トレや走り込みだ。
1つのエクササイズを数十回、数百回延々と行ったり、ひたすら走ったり、ただ耐えるだけの苦行でしかなかった。
そこでは、追い込んだ感ややった感は得られるかもしれない。しかし、労力に見合った運動効果を得られるか? 継続できるか?と聞かれると疑問が湧く。
1セット1セット疲労困憊するまで行えば、それを5セットは行えない。最初1レップ目のフォームを維持したまま同じテンポで行えなくなったら、そこでセット終了しよう。
次回更新は7月28日(月)、11時の予定です。