【前回記事を読む】「二重顎、ダルダル首、顔のたるみ」は「舌の位置」で予防できる!? 舌の位置を正しくすれば…

お口を覗くと身体の栄養状態が見えてきます

唾液の成分と働き

⬥アミラーゼ

炭水化物を分解し、食物中のでんぷんを糖に変える働き。嚥下した食物を胃に適した形に変化させます。

⬥ムチンやアルブミン

水分の保持 乾燥を防ぐ 食物を飲み込みしやすくする。

⬥電解質

ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質が含まれ、歯を強化。

⬥スタテリン

カルシウムとリンの溶解度を調節して歯の再石灰化の促進。歯の表面に吸着しプラークや細菌の付着を防ぎ歯を保護。唾液中のタンパク質と相互作用して流動性を保つ。

⬥リゾチーム 

細胞壁を分解して細菌に抵抗、他の抗菌成分、免疫細胞と協力し細菌に対する身体の防御を強化。

⬥IgA

呼吸器系や消化器系など粘膜表面を覆うバリア機能。これにより病原体が体内に侵入することを防ぐ。口腔内フローラのバランスの維持。不必要な免疫反応を防ぐことで過剰な炎症を抑える。

⬥ラクトペルオキシターゼ

歯周病やむし歯など口腔内疾患の予防 細菌の増殖とバイオフィルムの形成を抑制。細胞に有害な酸化ストレスを減少させる効果あり。