加工食品が増え、軟食傾向になったため、咀嚼力(お口の中でしっかり噛んでもぐもぐすることができるか)、咀嚼回数(もぐもぐする回数)が減り、ほぼ噛まないため唾液の分泌が少なくなり、唾液と食べ物がこねこねされずに食べ物が胃に送られ、
胃酸、消化酵素との接触が低下。そのため食べていても栄養の吸収が十分行えなくなり、必要な栄養素が不足し、体内で代謝がスムーズに行えなくなっています。
これにより体内のエネルギー消費が減少し、基礎代謝量が低下傾向になっているらしい。
咀嚼力、咀嚼回数を回復すると唾液量が増え、基礎代謝量を上げることができる。そして食事誘発性熱産生が期待できる。
食事をすると身体が暖かくなったり、汗が出たりしますね。それです。厚生労働省eヘルスネットによると、食事誘発性熱産生とは、食事の消化、吸収、代謝に必要なエネルギーで、食後に体内のエネルギー消費が一時的に増加する現象で、
一般に全エネルギー消費の約10%を占め、摂取した栄養素の種類(たんぱく質は炭水化物や脂肪よりも食事誘発性熱産生が高い)によっても影響を受ける。
総エネルギー消費量(24時間相当)は、大きく基礎代謝量(約60%)・食事誘発性熱産生(約10%)・身体活動量(約30%)の3つで構成され、
基礎代謝量は体格に依存し、食事誘発性熱産生は食事摂取量に依存し、総エネルギー消費量が多いか少ないかは、身体活動量によって決まるとされています。
基礎代謝と食事誘発性熱産生量が活動時代謝量の2倍以上エネルギーを消費するなら、楽しい気分でしっかり噛んで(一口30回以上)唾液をしっかり出せるような食事をするだけで、かなりのダイエットになると考えらます。この方法を使わないのはもったいない。
筋肉をつけて基礎代謝を上げる、という話もありますが、しっかり噛むだけで代謝を上げられるなら、しっかり噛むに越したことはないですよね。
👉『こころと身体をこわさない 幸せダイエット』連載記事一覧はこちら
【イチオシ記事】「浮気とかしないの?」「試してみますか?」冗談で言ったつもりだったがその後オトコとオンナになった
【注目記事】そっと乱れた毛布を直し、「午後4時38分に亡くなられました」と家族に低い声で告げ、一歩下がって手を合わせ頭を垂たれた