津村:ここで、最近効果が評価されている認知療法の一つの方法であるマインドフルネスを紹介しますね。さらに次では、さきほど話したように生体計測の分野の進展について紹介します。私はこの分野の進展が、本能や社会的本能の副作用を抑えるために重要な技術になると考えています。

2.2 一例としてマインドフルネス

マインドフルネスのトレーニングにより

自身の中で生まれる本能や社会的本能を感じる力を得る

津村:マインドフルネスは、今という瞬間に焦点を当て、自分の心や体の状態に意識を向けることです。つまり、今現在の状況や感情に気づき、それを受け入れることが重要なんです。

学生:今自分が感じていることや周りの状況に注意を向け、それを受け入れるということですね。

津村:その通り。例えば、今ここに座っていて私たちの会話に集中しているとします。その時、マインドフルでいることは、ただ座っているだけでなく、呼吸や感情、周りの音などにも意識を向けることです。

学生:自分の感情や呼吸に集中して、今この瞬間を感じるということですね。


1.こころが晴れるノート:うつと不安の認知療法自習帳 大野 裕 (著)、創元社、2003

2.シンプルな色補正方法で遠隔診療の高品質化を実現! スマホ動画からリモートでバイタル情報を取得、 2020年9月28日 ニュースリリース 千葉大学等https://www.chiba-u.ac.jp/about/files/pdf/20200928enkaku.pdf

 

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