塔に棲む雀の声ものどかなり
白雲浮かぶ春の国分寺
七世紀にたたら製鉄はじまりぬ
この技をつぎ刀を造る
*日本で最初に製鉄がはじまったのは備前の国。古墳時代後期六百年ごろから製鉄がおこなわれていた。
その伝統の上に日本刀の製作があると云われる。
高熱の鋼鉄を打ちて鍛へたり
匠の技に刀身は成る
*六百度の高熱になる。
季節に誘われ土地を巡る尊きいのちを三十一字に込める
最北の地で懸命に生きるウトウ、渚を目指していっせいに駆ける子亀……曇りなき目で見つめたいのちの輝きを綴る短歌集を連載にてお届けします。
塔に棲む雀の声ものどかなり
白雲浮かぶ春の国分寺
七世紀にたたら製鉄はじまりぬ
この技をつぎ刀を造る
*日本で最初に製鉄がはじまったのは備前の国。古墳時代後期六百年ごろから製鉄がおこなわれていた。
その伝統の上に日本刀の製作があると云われる。
高熱の鋼鉄を打ちて鍛へたり
匠の技に刀身は成る
*六百度の高熱になる。