
ダンスの表現は自分で考えた動きを大切にしてまとめています。ダンスを生活の一部にしているような、保育スタッフがいるからこそ実現している保育です。
ダンスの動きを覚えてみんな一緒のダンスをするではなく、ダンサーの動きを自分の表現に置き換えて自分のダンスをし、「私のダンスを見て!」というマイワールドに入ったように踊るとでもいうのでしょうか? やっと歩けるようになった1歳児さんの中に入ってダンスをしていると、1歳児さんは、はじめじっと見ています。
そのうち、ダンサーが手を挙げれば、手を動かす、ミラー遊びがはじまります。3・4・5歳児混合クラスは、数名で、それぞれの思いのダンスを踊ったり、一人で自分が選んだ曲で自分の作ったダンスを踊ったりします。選曲された曲を「今日僕(私)は、こんな風に踊りたい」という感じです。
運動会の取り組みの選別は、保育士のアートの理解とその保育士のアート感覚によって組み立てられます。一つのまとまりとなって運動会の競技となっていきますから、保育士の思いが入りすぎれば、これまでの保育士主導型になってしまいます。
この選択は、非常に難しいものです。どのように保育士や子供たちとイメージを共有していくかが重要です。