ありありとわが夢にあふほほゑみに
 エミちゃんと叫び目覚むるせつなさ

 

函館はこよなきふるさと母君は
 ひとときと云へど君を忘れず

 

年を経て風のたよりに函館の
 母の手許に帰り往きしと