【前回の記事を読む】勉強の勧め。8つの大きな効果、変動の大きな現代を生き残る可能性とは

生い立ち編 「勉強こそが人生を切り拓くと信じて」

3.勉強とは何か

●勉強の効果は巨大(勉強の勧め)

知識体系のコピーよりも、知識体系が成立する過程とか原理を学ぶ方が大事かも知れない。勉強とは何かを理解し、勉強の効果が分かれば、勉強の必要性が理解できる。勉強への取り組み方も分かるはずだ。

勉強は親からせがまれてするものではなく、「自分自身で、するべきと理解して学ぶもの」だろう。勉強は自分自身に大きな能力を与える。一番得をするのは自分なのだ。

サラリーマン時代に水質関係第1級公害防止管理者試験を受験した。理系の大卒2名は合格したが真面目な工業高校卒業者は全滅となった。かなり難しい国家試験なので、基礎的な勉強ができていなければ合格はできない。人事部の人選ミスだろう。

隣の席の受験生が話しかけてきた。〝あなたの教科書は私の教科書と違いますね〟〝私は忙しいので、講習会にも参加せずに友人から古い教科書を借りて独学で勉強しました〟と答えるとびっくりされて〝講習会も受けずに受験ですか〟と聞いてきた。彼は1時間目の試験で帰られた。

私は危険物取扱甲種の試験も独学で合格している。化学会社なので全員に受験させているが、何度受験してもなかなか合格しない人もいる。勉強不足が原因だろう。資格の取得は仕事にも関わるのでしっかり勉強して一発で合格すべきだ。