簡単に開腹手術と比較すると、

(a)開腹手術に比べて時間は長くかかる(何もなくて3~4時間)
(b)合併症の危険は減る
(c)痛み、出血も少ない
(d)術後の見た目も良い

「ステージ」について

(a)がんの深さ
(b)リンパ節に転移しているか、いないか
(c)他の臓器に転移しているか、いないか

これらは実際には検査では分からない。

PET-CTについて

「PET-CT検査で、他臓器にがんは見当たらなかったと聞いておりますが」という私の質問に対して、「PET-CTでも小さいものは(確か5mm以下と聞こえたが)捕捉できません。検査費用が高い割にはアテになりません」

従って内科の段階で良子が告げられた “ステージⅢ” の評価は、本当は、あけてみなければ分からない、ということになる。

生存率について

(a)良子の場合、ステージⅠはない
(b)ステージⅡ(リンパ節への転移なし)87%
(c)ステージⅢ(リンパ節への転移あり)70%
(d)ステージⅣ(他臓器への転移あり) 15 ~20%

起こりうる「合併症」

(a)縫合不全 2~5%
(b)腸閉塞 1~10%
(c)感染症 5~10%
(d)出血 2~3% 下血(ちょっと聞き取れなかった)
(e)他臓器損傷 1%以下
(f)血栓症 0.08% 3分の1死亡←医療訴訟はこれが一番多い

以上のような説明を受けた。

まだまだ、検査だけでは全貌をつかめないようである。

 

次回更新は4月10日(木)、20時の予定です。

 

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