十四時三十分、衝立山の稜線経由で分岐点に到着し小休止をとります。

分岐点からは、来た道を変えて、そのまま急斜面の踏み跡を下ることとします。踏み跡とはいってもそれなりにトレールがついており、コースを外れることはなさそうです。十数年前は、ここまで踏み跡がはっきりせず、沢筋なり衝立山の斜面を、苦労して上り下りをしたものです。

十四時四五分、斜面を下って、西海岸行きの遊歩道に出ます。休息をとることなく淡々と歩き易い平坦な遊歩道を、たわいのない会話を戸田さんと交わしながら進んでいきます。

十四時五十分切り通し部の通過です。抜けると二見湾方向から爽やかな風が耳元を通り過ぎていきます。若干の汗が出始めており、すこぶる気持ち良い状況です。

十四時五八分朝立岩下の分岐点に到着です。小休止してから、うんざりすることが想像されるたらたら道の下り登りの遊歩道に入ります。案の定、何回となく歩いてはいるのですが、正直、閉口です。

オガサワラビロウの落ち葉が遊歩道上をかなりの量で覆っており、滑り易くなっています。特に、単調な登りの部分では、疲れが重なり、歩くピッチは落ちないものの同行の戸田さん共々極端に口数が少なくなって、黙り込んでの歩きが続くこととなります。

十五時三十分、躑躅山への登り口の分岐点まで来て、ようやく変化の無いトロトロの登りとはおさらばです。最後の小休止をとり、のど元を通る飲料水を流し込み、正に命の水、疲れた体を癒してくれます。

最後は、本日の案内も兼ねていたこともあって、遊歩道からそれて時雨山の飛行場予定地であったその東北端の地点迄登って、戸田さんに当時の飛行場の建設概要の説明です。

「ほー!」などと感嘆の声を上げながら、静かに感心して聞いてくれています。

十六時、都道巽線の終点の車置き場に到着です。十六時二五分、快適な車で最後自宅まで送って貰って、長かった一日の終わりです。いやいや、本当にお疲れ様でした。