【前回の記事を読む】3500グラムの大きな赤ちゃんが産まれた。あくびをしたり、口をすぼめたり、愛おしく、長い時間見ていても飽きず…

第三章 新しい家族

ジョー君のご飯は、カボチャと、白身魚をつぶして、カツオだしで、ゆるく作った。五時頃、ジョー君が起きた。

パッと丈哉さん起きて、

「ジョー、起きたかー。いっぱい寝たね。大きくなるぞー」と抱っこしている。

幸せそうだ。ジョー君はご機嫌だ。白湯を飲ませる。

しばらく遊んでいるが、お腹が空いたらしい。私を探して、ぐずっている。

「香子~」と丈哉さん。

「ジョー君、まんま出来たよ。好きなお魚さんだよ」

丈哉さん、側から味見している。

「味付けはしていないけど、魚の味が甘くて美味しいね。カボチャも芋みたい」

ジョー君、たくさん食べている。嬉しい。

幸也さん達も起きてきた。ジョー君、喜んでいる。

六時頃「ジョー、お風呂入ろうか~」丈哉さんと幸也さんで入れる。

慣れてきて、お着替え準備したり、見ていて楽しそう。しばらくすると、

「おおー、ジョー! 風呂でうんちした~。香、助けて~。それもたくさん!」

おかしい。香ちゃんも笑っている。幸也さん、

「バスタブに入った途端、ブリブリって。参ったな~。アハハハハ」

お風呂上がって、ご機嫌ジョー君。色んな事がある。楽しい出来事だ。毎週、楽しみだ。

離乳食も慣れてきて、小豆を時間をかけて煮て、少しのお砂糖であんこを作って食べさせたら、凄く美味しそうに食べる。香ちゃんもびっくり。

「お姉さんのおはぎ、つわりの時から食べているでしょう。覚えているのかしら?」

くだものを食べさせたら、ぺっと吐き出すが、少しあんこを付けて食べさせたらよく食べる。幸也さん、

「ジョーは和菓子派だな。香と同じだ。ワハハハ」

面白い。

あんよが始まり、何でも口に入れたり、舐めたり味見をする。目が離せない。

もうすぐ一歳になる。たまらなく、愛おしい。