二 母島「石門」と「乳房山」 

母島は、遊歩道沿いに多くの小笠原固有種の花を、それも四季を通じて代わる代わる観ることが出来ますし、景観的にも絶景ポイントが至る所に存在します。それでは、母島の二つの代表的地域の紹介となります。

1 石門

これは、平成十五(二〇〇三)年三月二八日(金)五時五五分~十時五十分の記録となります。

今回の石門行きは、昨年七月一日から、母島沖港船客待合所の建替えのために建築職として、本庁から監督のために赴任してくれている本木さんに、是非共、最後に小笠原を代表する地域の「石門」を一度観て頂こうとなって、急きょ企画した山行きです。

また、三年の赴任期間、小笠原に居て石門には行ったことがないという谷口さんから、是非同行させて貰いたいとの要請もあって、民宿経営で母島のことに詳しい「丸さん」に案内人をお願いし、本木さんが十二時のははじま丸で帰京するということで早朝五時五五分の出発となりました。

都道北進線の猪熊谷トンネルの手前、「石門入口」表示案内板付近の道路端に駐車をしての入山です。個人的には幾度来入っているエリアですが、季節によって変化もあり折角の機会、新たな発見を求めてとなります。

先ずは、「マルハチ」などの固有種の木性シダが頭上数メートルを覆って、特別な異空間を醸し出している場所を通過します。小笠原で木性シダの植生地は数多くありますが、谷間で左右の両斜面から覆い被さるように生えているシダの空間、アングル加減といいこの写真が撮れるのは小笠原でもここだけというポイントの通過です。

かなりの急斜面の登りで、皆さん天を覆うシダ類で薄暗くなった上を時に見上げながらゼーゼーハーハーの息づかいとなっています。

天を覆う木性シダ類

   

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