面接では、最初は日本語で、次にインドネシア語で履歴書や職務経歴書に書かれていることを質問され、それぞれ日本語とインドネシア語で回答した。訊かれた内容は、職務経歴書に記載した営業実績や損益目標を具体的にどのようにして達成したかということと、インドネシアを選んだ理由であった。
次に英語で自己紹介と自分の強みと弱みについて述べた。ところが、英語で話しているつもりが、いつの間にか単語がインドネシア語になってしまい笑われてしまった。
面接が終わると、社長から「勤務地はスラバヤになりますが、よろしいですか」と尋ねられ、「問題ありません」と答えると、あっけなく、即、採用となり、食事に誘われた。
社長の話だと、職務経歴書に書いた「下請けに出していた作業についての合理化の指導」と履歴書に書いた「常に計画が失敗した時の次善の策を考えている」が気になって面談したとのことであった。ポジションはスラバヤ工場長、契約は一年ごとの更新で、すぐに勤務してほしいと言われた。
工場長と言っても生産だけでなく新規顧客の開拓や取引先との折衝をしなければならず、営業力が必要であること、T社の担当者が私を推薦してくれたことも採用に結び付いたようである。また、私自身も工場管理の仕事にチャレンジしてみたいと思ったので、その場で承諾した。
インドネシアで勤務を開始する前に歯の治療とインドネシアに住むための年金や健康保険、住民票、納税などの手続きを行わなければならないため、BIPAⅢを中退して日本に戻った。また、これまで大変お世話になったJACインドネシアにはすでに就職が決まったことを連絡した。
次回更新は3月19日(水)、18時の予定です。
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