第2章 姿勢について
コラム
普段とってもやりがちな、良くない姿勢
① 座っているときも猫背
前述した通り、何はともあれ、猫背が最も良くありません。
特に目が悪いわけでもないのに背中を丸めて座っている方は、年齢・状況を問わず、とっても多いです。そもそも授業中やデスクワーク、テレビや映画、ゲームなど、何かに熱中していると前のめりになってしまうのは、自然なことです。猫背にならないように気を付けるというのはなかなか難しいでしょう。
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悪い姿勢
立ち姿勢とも共通ですが、腰を前に出すと人間の構造上猫背になりづらいので、椅子に深く座って背もたれを腰に押し付けるようにすると自然と比較的いい姿勢が作れます。
授業中や仕事中は無理ですが、自宅でソファに座ってくつろぐ場合は、いっそ後ろにもたれてしまうと猫背になりにくくなります。長時間何かをすることが決まっているときは前傾姿勢を作りづらくしておくと、肩こり・腰痛の予防に効果的です。
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正しい姿勢
②腰の後ろに空間ができる
ソファなどでくつろいでいるときになりがちなのですが、背中と背もたれの間に空間ができるように座ると、腰にとても負担がかかります。L字型のところに斜めに板を立てかけて、踏んだら折れるのと同じです。腰を背もたれにつけるようにしてもらうと良いのですが、それだとくつろげない場合は、クッションなどを空間部分に埋めるようにして座りましょう。
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