【前回の記事を読む】折れると治らない!? 全身麻酔の大手術 or 一生車椅子の恐ろしい体の部位は…

第4章 痛くなる部位別、痛みの原因と対処

膝の痛みの原因は大きく二つのカテゴリーに分けることができます。

①中年以上に多い膝の痛み

②若年者に多い膝の痛み

対処が重複するところもあるので一緒に紹介します。

①中年以上に多い膝の痛み

中年から高齢者の膝の関節の痛みの原因は大きく三つです。

(1) 膝関節にねじった力をかけている

(2) 太ももの前の筋肉が固まっているか、弱過ぎる

(3) 荷重が多過ぎる

(1)膝関節にねじった力をかけている

膝関節は蝶番 (ちょうつがい)の形をしています。開け閉めしかできないのに、斜めに開けようとしたら壊れますよね。ガニ股で歩く癖のある方、O脚やX脚の方は膝関節にねじった力がかかるので、膝関節に負担がかかるのです。

正常な脚はまっすぐ立ったときに、膝の内側と内くるぶしがくっつきます。

O脚とは、立って足をそろえたとき、両方の内くるぶしがついているのに膝の内側が接触しない状態のことで、その見た目がアルファベットのOに見えることからO脚と言われます。

O脚と正常な脚

がに股は、太ももの骨(大腿骨)を外側にねじるようにすることで、両膝が外側に開いてしまい、膝と足のつま先が外側を向いてしまっている症状を指します。任侠映画に出てくるチンピラの歩き方を想像していただけると、わかりやすいでしょうか。主に年齢が高めの男性がやりがちです。O脚とがに股は、膝関節の内側の軟骨や骨に負担がかかります。

膝をそろえたときに、足首がくっつかず開いてしまう状態になることをX脚といいます。

X脚

筋肉量の少ない若年女性や、筋力が落ちてきた中高年女性に好発しますが、X脚だと膝関節の外側の軟骨や骨に負担がかかります。