日本人女性は躾の段階で左右の膝をつけて座りなさいと言われるためか、膝をそろえ、脚を開いたハの字型の座り方をしている方が多く見られます。これも膝を痛める原因になります。膝から内くるぶしまでを付けて座るか、いっそ膝を開いて座りましょう。スカートをはいていたとしても、上着や膝かけでもかければ解決します。前から見た状態で膝からかかとまで垂直なのが正しい座り方です。
正しい姿勢と悪い姿勢
膝関節を長持ちさせることを考えるなら立っても座っても膝頭を前に向け、足を肩幅に開いた状態が最も適切です。今から始めましょう。
(2)太ももの前の筋肉が固まっているか、弱過ぎる
大腿四頭筋(大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋の総称)は太ももの前の大きな筋肉で、股関節から膝の関節をまたいで、膝下の骨についています。主に膝を伸ばす機能をする筋肉ですが、不思議なことに大腿四頭筋が強過ぎても、弱過ぎても膝に負担をかけます。
大腿四頭筋は固まってしまうと縮まって、膝の関節の間が狭まります。体重分の圧力を受けた状態で太ももの骨と脛(すね)の骨がぶつかって、骨がすり減ったり、関節の中が傷つきやすくなったりするのです。大腿四頭筋が弱過ぎる場合は、膝の関節の安定性が失われ、グラグラしやすくなります。膝関節を支えるのが難しくなり、O脚やX脚になりやすくなり、これもまた膝の内部組織を傷つける原因になります。