A 総論 はじめに

A-05   恵那エネルギー環境研究所の施設はこのようにしてできた

1  自然エネルギー研究施設,最初の太陽光発電システム設置

そこで,検討メーカーとして,三洋電機,S社,K社,M社がありました。 M社は,個人レベルの住宅はやらないと断られました。S社とK社は,メーカーと販売店がすぐ来てくださり検討しましたが無理でした。

理由は簡単です,1枚当たりの発電量[W]が少ないために,2Kw~2.5Kw程度しか設置できません。業者によっては離れたところに5枚ほど設置すれば 3Kwは設置できるとの説明を受けました。

当時の技術では,発電時に太陽電池に影が少しでもかかると全体の発電量が大きく落ちるのです。このような太陽電池の基本知識は事前研究で持っていましたので,業者の方の説明は大きくずれていると思いました。

さらに,20年で回収できるというような業者のシミュレーションデータの話も受けました。しかし,私のシミュレーションと推定発電量,販売量により,無理であることは事前につかんでいました。