Chapter3 被害状況と復興
震災に関する私の活動について
本章では、私が目にした被災状況について詳細に記述していくが、まず初めに、震災前から2021年11月までの、震災に関する私の行動を以下に紹介する。
2011年3月9日11時45分、宮城県県庁駐車場で震度4を体験する。続く11日14時46分、仙台の事務所で東北地方太平洋沖地震震度6強に遭遇。
4月7日23時32分、宮城県沖地震、震度6強を体験。さらに4月11日17時16分、17分、26分と立て続けに震度6 弱を体験する。
4月12日成田市のホテルで震度5弱を体験。当日夕方より事前に予定されていたお客様とイギリスへ。先述のとおり、イギリスへの視察は、長い歴史の上に成り立つイギリスの町や村の伝統や営みを視察して仕事に活かしたいと、事前にお客様と企画していた。震災を経験した後の視察は私にとって予想もしなかった視点で学びも多く貴重な体験となった。
4月29日、南三陸第1回福興市の視察。5月4日、おながわ復幸祭視察。5月15日より毎週日曜の早朝からゆりあげ港朝市において子供服支援物資のボランティア開始。
6月11日、登米市の復興市視察。6月気仙沼大島にて子供服支援物資届け。9月24日、第93回商業施設学会関東部会にて、震災その後の状況報告。続けて業界機関誌に状況報告掲載。
2012年4月、再度イギリスへ視察訪問。目的の一つ、イギリス海峡に面した海岸ジュラシック・コーストを視察した。8月、「第11回日本商業施設学会全国大会」にて報告。時期を同じくして業界機関誌などで報告。
2014年7月、イギリスへ同行した北海道の本田社長と山口県の水上社長と共に、支援のため気仙沼大島を訪問。
2014年11月、「第1回東日本大震災被災地商業施設視察研修」の実施。
2015年8月、「第14回日本商業施設学会全国大会」にて報告。同10月、「第2回東日本大震災被災地商業施設視察研修」の実施。2016年8月、「第15回日本商業施設学会全国大会」。2019年10月、「第3回東日本大震災被災地商業施設視察研修」8年目の検証を実施。その後も機関誌などで現状の報告をする。
これらの活動をふまえ、この章では、様々な視点からそれぞれの被災状況をまとめていく。
【前回の記事を読む】商店街から美術館や劇場まで 豊かな生活の場を作り出す商業施設士という職業