④力の入れ過ぎ

座っているだけ、ただ談笑しているだけなど、特に力を入れる必要のない場面で肩や背中に必要のない力を無意識に入れている方がよくいます。コップを持つだけの時にバケツを持つ時の力加減で力を入れれば疲れるのは当然のことです。

皆さまがんばり屋さんなので、子供の頃からがんばれがんばれ全力でやれと言われ続けていて、ヨガでもやっていない限り「はい力抜いて〜」とは言われないでしょう。

朝起きて「身体が疲れたなあ」と思う方は寝ている間も無意識に力が入っています。歯ぎしりをしたり、頭痛が出たり、他の弊害が出ることもあります。寝ている間は自分の意思でどうにもなりませんので、まずは起きている間に気を付けましょう。「あ、今力が入っているな」と自覚できるのが最もいいのですが、なかなか難しいですよね。

根詰めて何かの作業をしている時は特に無意識に力を入れやすくなります。十分に一回、十秒時間を取って背もたれに身体を預け、両手をだら〜んとして脱力してみましょう。「あ、力入ってたな」と自覚できるはずです。

一日の最後のリラックスタイムに、ボーッと脱力して「何もしない」をするのもおすすめです。現代人は忙しく、何もしていない時間が少な過ぎます。のんびりしている時間もSNSを見たり、なんとなくWEB漫画を見たり、歩いてる最中すらスマホを見ている人もいるでしょう。くつろいでいるようでいて、手に何かを持って操作をしている時点で身体を使っています。

夜すべての用事を終え部屋を薄暗くしてベッドに横たわったら、スマホも見ずに全身脱力してまず五分、のんびりしてみましょう。そのまま入眠できたら、疲れも取れるはずです。