ガイダンス 幸せとは何か ~幸せを知らないと幸せにはなれない~ 幸せになるためには?
たった3%の差が生む決定的な運命の違い
病気になる前に、健康のために3%の努力をすることの意義は大きい
大栗博司教授によると、数学が分かると、これまで言えなかったことが言える、これまで見えなかったことが見える、これまで考えたことがなかったことが考えられるようになります。
表が出たら1円もらえて、裏が出たら1円取られるという賭けをした場合、10円持ってギャンブルに行くと、持ち金を倍にして帰る(勝つ)確率と、破産してしまう(負ける)確率は5分5分です。しかし、コインに細工をして表の出る確率が47%と3%不利な条件でこの賭けをすると、勝つ確率は23%まで下がってしまいます。さらに、所持金を50円まで上げると、勝つ確率は0・25%まで下がってしまうのです(大栗博司著「数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学」[幻冬舎、2015年]より引用)。
同じようなことが人生にも当てはまります。健康で長生きできる確率をコントロールできれば、すなわち、バランスの良い食生活をして、適度な運動をして、タバコを吸わなければ、健康な人生を送る可能性が格段に上がります。所持金に当たるのが、遺伝的形質です。長生き遺伝子を持っていれば、その効果はさらに上がることになります。
健康にプラスになることを実践し、健康にマイナスになることを控えることで、健康で長生きできる確率が格段に高くなるのです。