ガイダンス 幸せとは何か ~幸せを知らないと幸せにはなれない~ 幸せになるためには?
Money can't buy me happiness
幸福は、富や健康、コミュニティなどの客観的条件と主観的な期待との相関関係によって決まる
幸せだからこそ、結婚できたのかもしれないからです。セロトニンやオキシトシンが婚姻関係を生み出し、維持しているとも考えられるのです。
幸福とは何かを知らなければ、幸福をつかむことはできません。
幸福とは何かという問いを立てるときには、現実を一般化するのではなく、といって単なる経験則でもない、普遍的な答えを求めたい。岸見一郎氏によると次のようになります。
成功は進歩に関係します。幸福は存在に関わるので、既に幸福で「ある」ことがあります。
コロナ禍で様々な制限を受けると、既に幸福で「あった」ことに気がつきます。成功/不成功と幸福/不幸を同一視している人は、成功しなければ幸福になれないと思っているので、必死に成功を求めます。
一方、幸福は質的なものであり、成功は量的なものであるので、成功は嫉妬の対象になります。例えば、新垣結衣さんや石原さとみさんと一般の人との違いは質的な違いなので、女優は嫉妬の対象にはなりにくくなります。幸福は「各人においてオリジナルなもの」であるので、幸福は個別的であり、嫉妬の対象になりにくくなります。
幸運に依存した幸福はすぐに失われ、失われるような幸福は、そもそも最初から幸福ではない、とも言えます。幸福を感じられるためには、何が善であるかを知っていなければならない、とのことです(岸見一郎著「幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵」[講談社現代新書、2017年]より引用)。