自分がしようとしていることの目的を見極めようとする人は、主体的に幸福を選択することができますが、幸福とは何か、普遍的な答えを得ていないと感じるのではないでしょうか?
最近、私は幸福とは何かが分かってしまったので、皆さんに披露しましょう。
不幸せから幸せを知る
幸せとは、不幸せ の状況を回避し、「やらなければならないこと」をミッションとして捉え、「できること」の輪を広げ、「やりたいこと」を実現することである
統計学では、差があることを証明することが難しいので、差がないことを否定することで、差があると結論づけます。あってほしくない仮説である帰無仮説を否定することで、あってほしい仮説である対立仮説を証明します。
そうです、幸せを定義することは難しいのですが、不幸せを定義することは容易であることに気づきました。すなわち、不幸せの状況を回避することが幸せの前提であることに気づいたのです。それでは、不幸せとはどのような状況でしょうか?
人が行うことは、「できること」と「やらなければならないこと」と「やりたいこと」の三つです。「やりたくないこと」は「やらなければならないこと」でなければやる必要がないので、この三つに集約されます。不幸せとはこの三つができない状況と一致します(図3)。