岡山県内篇

雪舟の宝福寺と十二支の彫り物の備中国分寺五重の塔 2007年1月21日(日)

途中でその道からそれて右手の斜面に分け入ります。いばらや、ウルシもところどころにあるので、注意深く進み、しだの葉を目印に、目をこらして探すと……あります、あります。根元のぽきんと折れるところから折り採り、腰につけた袋へ。

うっかりするとすべるので、細い木の幹などにつかまりながらどんどん上へ。上から見下ろすよりは下から見たほうが見つけやすいかもしれませんね。折り採った跡もあるので、先客がもちろんいたようですが、次々に伸びてくるので問題ありません。

食材探しと同時にスポーツ感覚です。いったん見つけると目を離さないようにしないと、すぐに周りの景色にまぎれて見失ってしまいます。そのため、帰り道同じコースを降りていってもまだたくさん採り残しがありました。

上のほうまでいくとちょうど12時前となり、手ごろな岩を見つけてお弁当。

すぐそばに真っ赤なつつじ。そして眼下に広がる瀬戸内海の風景。運動の後のおにぎり、最高。成果もどっさり。

ふもとまで降り、そばのお店で一服。

以前はイタリアンのお店だったような気がしますが、メニューを見ると軽食喫茶になっていました。

開店間もないのか、オーナーらしい男性が出たり入ったりして、道沿いに立ててある看板の位置を直したり、鉢の位置を変えたり、メニュー黒板の前のウサギの人形の位置を直したり、お天気の様子を見たり。書き入れ時なのでお客さんの流れが気になるようです。

お天気が下り坂なので、青い海ではなかったのですが、時候もよく、海岸ではテントやビーチパラソルを広げて遊んでいる人も多数。せっかくなので玉野方面へドライブ。するとすぐに渋滞に入ってしまいました。

でも、海辺で釣りをする人、小さな子どもたちと遊ぶ家族連れなどの様子を見るのも楽しく、かえってゆっくり走れるほうがこの道には合っていたようです。運転しながらでもデジカメで撮影でき、好都合でした。渋滞の原因は、海岸の山側の土留めの工事でした。

玉野から灘崎のファーマーズマーケット・サウスビレッジに寄り、安い産直野菜をたくさん買い込みました。広い平野部にはこいのぼりがところどころに泳いでいて、「五月だなあ」とのどかでおおらかな気分に。

帰宅後わらびはごみを取り、また根元のぽきんと折れる箇所を探して折り取り、重曹を振りかけて熱湯をかけ、鍋蓋で重しをして一晩置いてあく抜きをします。(茹でるとずるずるになるそうです。)

これでわらび狩り完了。大収穫でした。