読後感――読書から学ぶ感性

「私の後始末」

一方「山のあなたの空遠く……」の世界、「青い鳥のチルチル ミチル」でもあります。絶えず夢見る世界にも憧れます。

しかも自分なりの欲や、好奇心や冒険心、チャレンジ精神はいついかなる時も与えられています。

私はジョン・レノンの歌が好きです。とくに「イマジン」。「想像してみて」と人間の逞しい「想像力」を駆り立てています。

それらがいかなる環境下でも人にまさに平等に与えられた権利で、その芽が育つといずれ理想社会が訪れるのです。ゆめ「忘れるなかれ」!

記忘庵日誌 2020・9・23

旅物語――旅に学ぶ(国内編)

気分欝(うつ)として晴れず。こんな日は歩いて、歩いて。

「体調管理の日」とするにしかず、なのであります。

同じけだるさでも4月頃の「春眠暁を覚えず」の頃とはまた違うようです。5・6月はやはり湿度のせいもあるでしょう。それに個人のバイオリズムが影響します。

今日の「歩き」はどこか。まず車なら30分ほどで行ける距離にしたい。

できるだけ車を乗り捨てて歩きたいものです。

そうだ、本日は歴史コース―その2にしよう(私の散策モデルコースのうち、歴史コースは20ほどに組み立ててあります。このメニューの中から歩きの時間や季節や天候、体調などによって選ぶのです)。

このコースは「万葉公園」を起点に、香具山の周りをグルッと一回りしてくることになります。

ここまでなら我が家から車で45分の距離。丁度同じような行程で、耳成山周辺コースもあります。こちらは少し街並みの周遊となり、約9km、3時間余りかけてゆっくり散策することになるのです。

朝9時ごろ、万葉公園に着き、駐車場に車を止めて天の香具山に登ります。

登るといっても標高はわずか152メートルしかありません。ちょっとした丘といったところ。大和三山の中でも、この香具山は目立たないのです。