俳句・短歌 歌集 自然 2023.05.05 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第10回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 曇り空そら寒波かんぱが戻り陽春に寒さ体験雪が舞いそう 高低こうていに草木くさきの息吹き増す緑雛ひな人形の飾りの様に 純粋じゅんすいな光合成の大気なら何と快適美麗びれいな事か
小説 『義満と世阿弥』 【最終回】 貝塚 万里子 同い年の女人・加賀局。彼女は既婚者で子供もいたが義満は恋に落ち、子を作った。生まれた子は嫡子として扱われず、寺に預けられた。 【前回の記事を読む】足利義満は、世阿弥のために一人で戦い抜くことを決めた。南北朝を統一して、京都で「能」の公演を——加賀局は義満と同年齢、既に結婚して子供もいたが義満は忽ち恋に落ち、子をなした。一三八一年一月十一日に男子が生まれたが、嫡子とは扱われず、寺預かりとなった。一三八一年三月、義満は新築成った室町第に後円融天皇を招き、六日間に亘って接待した。「将軍の私邸への行幸」は前例が無く、公家達にと…
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第149回】 春乃 夜永 「どの部屋にする?」選んだのは、大きなベッドに小さな冷蔵庫、広すぎるバスルーム。浴槽の前で促されて服を脱ぐと… 【前回の記事を読む】ホテルへ向かう車で何度も「まずいなあ、はまっちゃうよ」…選ぶ相手は既婚者ばかりだった。まだ明るい繁華街を酔っぱらいの集団が占拠していた。今日は大晦日だ。着ぶくれした肩を組んだ集団から歓声と奇声が上がり、通りが色めき立つ。そのうちの一人が歌い出したのは、どこかで聞いたことがある歌だった。天国ではないけれど地獄でもない。いいやつばかりではないけれど悪いやつばかりでもない。何事も百…