俳句・短歌 歌集 自然 2023.04.13 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第10回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 連日れんじつの雨天の中に佇むと緑草りよくそう和なごみ足元照らす 名の知れぬ赤紫あかむらさきの柴しばの花そっと近付く躑躅つつじに非あらず 時が経ち太陽系が消滅し伝承化でんしようかして宇宙に居住きよじゆう
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第25回】 武 きき 離婚の危機!?――玄関を開けると、女性の靴が…? 寝室に向かい扉を開けるとそこには若い女性と夫の姿が… 【前回の記事を読む】明日は妻が来てくれる! 出張先でも会えることに喜んでいた夫、しかし酷く酔っぱらって帰ってしまい目が覚めると…心臓の音がうるさい。静まれ! どんな事があっても、美樹の手を離さない! ああ~、どうすればいい? 焦る。新幹線が遅く感じる。イライラする。家に着いた。美樹はいるだろうか。こわごわ玄関を開けた。美樹はスーツケースに荷物を詰めている。何をしているんだ!今日は、涼真さんのマン…
小説 『眠れる森の復讐鬼』 【第42回】 春山 大樹 不自然な当日の行動。直接卸業者から薬剤の購入――全てを明らかにするために海智と一夏は蒼の元へ 【前回の記事を読む】看護師が語る違和感と混乱…蒼医師の不可解な行動と試験モニター導入の裏にあった密室殺人の真相とは海智が質問すると、芳谷はしばらく右斜め上を見てから口を開いた。「あ、そうだ、思い出しました。午後十一時頃だったかな、その日、当直していた蒼先生から電話があったんですよ」「何の電話です?」「先生が主治医をしている三階病棟の患者さんが、MRSA感染症でバンコマイシンを使用していたんですけ…