俳句・短歌 歌集 自然 2023.03.13 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第9回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 雨雫あめしずく地面潤い空気澄み清明節せいめいせつに緑みどり輝かがやく 屋外おくがいに花枝はなえ伝つたいに野鳥舞う清明節の優雅な情緒じようちよ 稲妻いなつまに雷鳴を聞き凄すさまじい愛の扉の開あく音を聞く
エッセイ 『一人十色』 【第2回】 イドゥルギ ヒロ,イドゥルギ ヒロ 「息子の顔が見たい」と言う妻に、私は「後でゆっくりね」と言ってしまった。だがそのあと妻は意識を失い、我が子に会えないまま… 【前回記事を読む】「至急病院に来て欲しい」妊娠した妻の病院から電話があった。病院に飛ぶと、妻は集中治療室の中で......手術を終えて我が息子と初対面した。通常なら周囲に祝福される瞬間だが、低体重児だったのですぐにNICUに回され、妻は息子の顔が見たいと微かに言っていたが、「後でゆっくり見られるから今は安静にして」と言ったのを今でも後悔している。妻はICU病室から個室に移ったが寝たきりの生活だっ…
小説 『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』 【第17回】 安本丹 結婚とは、生活を共にするということだ。一緒に生活すると百年の恋も冷めるような現実がそこにはある 【前回の記事を読む】実家のない私は里帰り出産も叶わない。更に子供を気軽に預けるあてもないため、出産後は働くことも難しいかもしれない「結婚がゴールじゃないのにねー」新婚当初、未婚女の負け犬の遠吠えだと思って聞き流していた言葉。どうしてだろう。結婚は恋愛の末の結果だと思っていた。しかし、どうしてこんなにも恋愛と結婚はかけ離れているのだろう。結婚は恋愛の延長線上でもなんでもない。私にとって恋愛と結婚は…