俳句・短歌 歌集 自然 2023.03.13 歌集「緑葉の里」より三首 歌集 緑葉の里 【第9回】 上條 草雨 大いなる自然と文明遺産に抱かれて この地球(ほし)に住まう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 雨雫あめしずく地面潤い空気澄み清明節せいめいせつに緑みどり輝かがやく 屋外おくがいに花枝はなえ伝つたいに野鳥舞う清明節の優雅な情緒じようちよ 稲妻いなつまに雷鳴を聞き凄すさまじい愛の扉の開あく音を聞く
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『テラスの旅路Ⅰ』 【第16回】 響乃 みやこ 「300年前までは、人間もたくさんいて文明も栄えていた」という事実。当たり前の知識だと思っていたけど…知っているのは私だけ? 【前回記事を読む】黒猫を全力で追いかけていると、明らかに人為的に作られた川や橋、そして巨大な建造物が出てきた。猫はそこで立ち止まり…「おいティーナ!」「ログ?」すぐにログが駆け寄ってきて、心配そうな目でティーナを見た。しかし、ティーナの無事がわかると、呆れ顔になって、ため息をついた。「なにやってんだよ」「ごめん……」子猫は自分を助けてくれた人の怪我すら気にせず、自分の親の元へ走っていった。「にゃ…