二人が再会してから二週間が経っていた。しかしいまだに彼らはお互いにぎこちなかった。どちらもしばらくの間押し黙り、緊張していた。彼が尋ねた。

「病室を替えてもいいかな。ここだと落ち着かなくて」

ヨンミは果物のバスケットの包装をはがしていた。

「ここにいてほしいの」

ヨンミはきっぱりと言った。

「だめだよ、この部屋は俺には贅沢すぎる」

「この服に着替えたらどう?」

スーツケースから何枚か衣服を取り出しながら彼女は言った。

「きみはお父さんの世話で忙しいだろうと思っていたのに」ヒョンソクは感謝しながら言った。

「なぜこんなに熱心に俺の世話をしにきてくれるんだ」

ヨンミは冷蔵庫に果物を入れながら、ぎこちない笑みを浮かべた。

「恩に着るとか思わなくていいのよ」彼女は言った。

「長くは続かないから」

沈黙が広がった……。窓の外を見て、ヨンミは言った。

「今日はいい天気ね」

「ああ、いい日だ」

彼も窓の外を見て言った。

「外へ出てみたい?」彼女は尋ねた。

ヒョンソクはほほ笑み、うなずいた。

「今日はいい天気ね」

「ああ、いい日だ」

彼も窓の外を見て言った。

「外へ出てみたい?」

彼女は尋ねた。ヒョンソクはほほ笑み、うなずいた。

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