小説 『超能力探偵 河原賽子』 【第6回】 春山 大樹 急に連絡が途絶えたストーカー男の様子見に、家を訪ねた。電気は点いているのに返事がない。こじ開けたドアの向こう、見えたのは… 【前回の記事を読む】ストーカー気質の男の相談で探偵事務所を訪れた。「大抵の男はこれで震えあがる」とすすめられたオプションは…林良祐の家は都心の住宅街にあった。築40年以上は経っているであろう古ぼけた2階建ての木造家屋で、周囲は塀で囲まれているが庭は非常に狭く、そこに植えているというより勝手に生い茂ったような笹が周囲からの目隠しになっていた。西側に細い路地があり、そちら側に庭の小さなゲートがあり、…
小説 『東京フェイクLove♡[2025年話題作ピックアップ]』 【第20回】 川田 レイ 「何で予約したお礼の返信がないの?」担当セラピストが既読すらつけなくなった頃、店から衝撃のLINEが…「本人より連絡があり――」 【前回の記事を読む】まさか私がNG客にされるなんて…毎日何かしらLINEを送ってみるが、前みたいに返信は来なくなった。夕方にホテルを出てタクシーで真由子が予約した個室料理店がある西新宿のビルに向かう。タクシーの中で真由子は流星の手に自分の手を重ねていったが、緩く流星は、それを振り払った。和牛肉が売りの個室居酒屋は高層ビルの49階にあった。個室の窓から見える西新宿の夜景が、とてもキレイだ。真由子と…