昨晩も深夜零時から妻の両脚が痛み出した。リハビリの医師から「少しずつ脳の神経を痛みだけの世界からそらしてあげる工夫が必要です」と言われたことを思い出した。深夜病院の外にあるコンビニに走った。外に出ると寒風が身体に刺さる。温かく消化の良い物を探した。おでんが目に留まった。大根を一個だけ買いすぐに部屋に戻った。激痛と、あまり見えていない視覚障害と孤独感が交錯して妻は泣いていた。「大根が冷めないうちに…
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第10回】桜木 光一
当たり前にできた「寝る、座る」が妻には地獄の苦しみに…毎日が限界との闘い
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第9回】桜木 光一
夜、暗い廊下に出て「私の命と引き換えに妻を助けてほしい」と丸い月に何度も祈った
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第8回】桜木 光一
夜通し壁を突き抜けて響く死の縁からの悲鳴。妻は激しい腹痛と左脚の痛みに襲われ気を失った
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第7回】桜木 光一
「いてくれれば、それだけでいい。いつか一緒にお家に帰ろう」叶わないかも……心の中のつぶやきに涙が流れた
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第6回】桜木 光一
「なぜ投身前に見つけてあげられなかったのか?」自問自答は果てしなく続き、何度も悔やんだ
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第5回】桜木 光一
「死んではならぬ」10分おきに心拍数の異常を示すモニターの警報が鳴り続けた…
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第4回】桜木 光一
8時間の手術、拒絶反応が発生するとすべてが無になる それでも決断を悩む理由はなかった
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第3回】桜木 光一
妻の自殺未遂の原因は夫である私のDVと思われつらい日々。ある日廊下で号泣すると…
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【第2回】桜木 光一
「俺をおいて逝くな…」厚い扉の先にいた妻は無数の管に繋がれていた…。
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エッセイ『朝陽を待ちわびて』【新連載】桜木 光一
父の通夜に現れなかった妻。自宅階段の手すりに白い紐が結ばれていて…