葬式は出せなかった。直葬を行い、母さんは骨壺に入れられて戻ってきた。母さんの兄弟は誰も来てくれなかった。父さんは、火葬場までは来てくれたけど、俺に言い放った。「かかった金は、お前が働いて返せ。今日から一人で生きていけ。もう一切、俺に頼るな」そう言うと、俺の手に請求書を押しつけた。父さんも叔父さんも、生きている人は冷たい。母さんが入った骨壺だけがまだ温かく、そして重たかった。父さんと場末の中華そば…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第6回】松谷 美善
母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられて戻ってきた母。父からは「かかったお金はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第5回】松谷 美善
もう、手の施しようがないと言われた母。離婚した父を頼ったが、面倒臭そうな反応をされ…。そしてたった四日で母さんは死んだ
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小説『塵芥仙人』【第8回】瀧 祐二
肌は赤銅色、頭の麓に銀髪を残し、そこから頂点に掛けて大きく禿げ上がった何とも不気味な老人とは
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小説『紅の脈絡』【第2回】水無月 慧子
気が付くと青白い光が目の前に現れた。気が付くと監視小屋の前には穏やかな顔の5つの死体が並べられていた
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第4回】松谷 美善
ある日突然「お母さんが職場で倒れて救急搬送され、命の危険もある」と電話がかかってきて…
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小説『我輩は清掃人じゃ』【第7回】ホモ・サピエンス
「クマ君」と名付けた黒猫との新しい生活がスタート。少し余裕ができて、燃えるような恋がしたい!
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小説『伊豆の御社』【新連載】ほそや まこと
ボクの家はさほど街中でもないし過疎の田舎でもない住宅街の一画にある。家を出てすぐの緩い坂道を上ると空気の澄んだ日には左手に三浦半島、右手に伊豆半島が淡い紫色のシルエットを浮かび上がらせる
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小説『塵芥仙人』【第7回】瀧 祐二
たとえ地獄の番人でもすがりつきたい心境の時に失くした腕時計が見つかったという女性社員の話しを耳にしてすぐさま…
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小説『紅の脈絡』【新連載】水無月 慧子
道路工事に当たった囚人のうち、211名が命を落とした。その中には鎖をつけられたまま脱走を試みたが捕まった者も…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第3回】松谷 美善
修学旅行欠席で返してもらったお金は八万円。その内半分程度である物を買ってもらい…
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小説『我輩は清掃人じゃ』【第6回】ホモ・サピエンス
仲間に助けられて清掃業の初出勤は無事終了。疲れて帰るとドアの前に黒い物体!?
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小説『塵芥仙人』【第6回】瀧 祐二
ゴミ仙人に頼むと、2~3日で失くし物が見つかるという話を信じ、会いに行ったところ…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第2回】松谷 美善
うんていから落ちて救急車で運ばれ目が覚めると不機嫌な母の顔があり…
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小説『我輩は清掃人じゃ』【第5回】ホモ・サピエンス
清掃業初出勤!しかし、階段で水が入ったバケツにモップが引っかかり…
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小説『塵芥仙人』【第5回】瀧 祐二
夫からプレゼントされたロレックスの時計をなくし、困り果てた友人を助けようとして…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【新連載】松谷 美善
担任の女教師から言われた差別的なひと言。そして、いじめ。僕は高校を2か月でやめた
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小説『我輩は清掃人じゃ』【第4回】ホモ・サピエンス
書き留めが届き、封筒の口をびりびり破ると、そこには採用通知が!ついに夢が叶った!
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小説『塵芥仙人』【第4回】瀧 祐二
機密情報の持ち出し、漏洩、謝罪会見と悪夢がよぎるなか、雑談が耳に入ってきて…
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小説『我輩は清掃人じゃ』【第3回】ホモ・サピエンス
傍若無人な振る舞いで面接官はあきれ顔。結果を待って5日が過ぎ…
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小説『塵芥仙人』【第3回】瀧 祐二
大事なUSBメモリを紛失してしまった!機密情報や個人情報等がぎっしり入っていたのに…。