馬場島の公園内は、車の通行が可能な道路が早月尾根の取りつきに向かって奥まで整備されているが、冬は一面白い雪原となっている。その上に、おそらく今朝早月尾根に向かったのであろうパーティーのトレースが残っていた。そのトレースをたどってしばらく進むと、小窓尾根方面、白萩川河岸に延びる道の分岐に出た。進むべき白萩川河岸への道は、一昨日入った先行パーティーのトレースが雪面に微かな窪みとして残っている程度であ…
登山の記事一覧
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小説『小窓の王』【第8回】原 岳
【厳冬期 剣岳・小窓尾根】腿まで埋まる深さの雪…体調の悪さを感じたが、微かなトレースの上に足を踏み出す
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小説『小窓の王』【第7回】原 岳
「こんな発信機で、レスキューしてもらえるんですかね」「いや、これは遺体捜しに使うんだよ」――厳冬の剣岳に、いよいよ…
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小説『小窓の王』【第6回】原 岳
冬の剣岳、彼らが命を落としたあの山行の一部始終…「最短で六日間の計画。そのうちには必ず悪天の周期があるはず」
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小説『小窓の王』【第5回】原 岳
「息子は何で死ななけりゃならなかったのか……本望だった、本望だったって、そう思わんと救われんのでね」
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小説『小窓の王』【第4回】原 岳
線香を取り、火をつけて手を合わせる。葬儀の時も同じ遺影だった。屈託なく顔を崩した、おおよそ山屋とは思えない素直な笑顔。
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小説『小窓の王』【第3回】原 岳
あの冬、剱岳での遭難事故から…もう初夏だ。あの人の写真をなぞる。「早く、迎えに行きますから。必ず、探し出しますから」
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小説『小窓の王』【第2回】原 岳
遭難事故報告書と彼の登攀道具をバッグにしまう。彼のことは、ほとんど知らない。彼の葬儀で、少しは聞いたが…
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小説『小窓の王』【新連載】原 岳
【山岳小説】あの遭難事故以来、こんなことが続いている…手の指がない。握ると、握りようもない三指の断面がギロリと露わになる
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【最終回】吉田 賢憲
想定外の雪により凍った斜面では滑落がなによりも怖い。山登りは抜かりない準備が必要だ。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第13回】吉田 賢憲
登山者4名が火山ガス硫化水素が原因で亡くなったという安達太良山沼ノ平での事故。目の前に広がる「死の山風景」
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第12回】吉田 賢憲
鷲羽岳の頂上を目指す登山者には推定70歳のおじいさんもいた。北アルプスを歩いている人に体力、気力の弱い人はいない。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第11回】吉田 賢憲
山でけが人や病人が出たらどうするのか?無線でヘリコプターに来てもらうが20万円から30万円かかることも。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第10回】吉田 賢憲
羅臼岳の頂上から青い海の向こうにクナシリ島が見える。あの島に昔、日本人の生活があったのだ。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第9回】吉田 賢憲
暗い樹木に覆われた北海道・羅臼岳登山口には「ヒグマ注意」の看板。獣臭い道を登っていくと...?
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第8回】吉田 賢憲
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間には、「八峰キレット」といわれる難所がある。登山とはもう少し、もう少しと思いながら自分と闘うこと。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第7回】吉田 賢憲
十勝岳の噴火の音を聞いて私は太平洋戦争の頃を思い出していた。あの時空襲で死んでいればその後の山登りもなかった。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第6回】吉田 賢憲
熊野岳山頂の強い風に飛ばされそうになる妻。腕を絡み付け二人三脚で歩く。結婚24年目、思えばずっとこうやって歩いてきた。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第5回】吉田 賢憲
白山登山道砂防新道の延命水での出会い。彼の車に乗せてもらい白峰温泉で汗を流す。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第4回】吉田 賢憲
転落死亡事故も頻繁にある唐松岳の「不帰キレット」。山の実力はそれぞれ、自分の実力に合った山を登る。
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エッセイ『山心は自粛できない[人気記事ピックアップ]』【第3回】吉田 賢憲
谷川岳の一ノ倉沢にて遭難事故が起こった。宙吊りの遺体を収容する為に銃でザイルの切断を試みる...