ぎんちゃんも下手なことは言えません。皆は、次にどんな懺悔話が出るのかと少々恐怖心が増して来ているかのようでしたから。今度は、一緒に都会からこの里山に移住した仲間のカラス、カマキリ、次は雉、そして次に蛇などの懺悔話にならないかと……。だから、みんな黙ってしまいました。 その場を察してか、飼い猫から逞しい野良猫に変貌した三毛猫さんが、強い口調でぎんちゃんに言います。「ところで、柴犬さんをどうしたいの…
森林の記事一覧
タグ「森林」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第10回】黒沢 賢成
「柴犬さんをどうしたいの。命を救いたくないの。同じ失敗をしなければいいでしょ。」飼っていた犬を殺処分した過去がある私に…
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第9回】黒沢 賢成
人間は、生き物に、可愛いとか可哀そうという一方的な感情で接するね。その対象となった犬や猫は、本当に不幸だと思うよ。
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第8回】黒沢 賢成
動物と人、共存のきっかけへ揺れる思い。動物から人はどうみえている?
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第7回】黒沢 賢成
人間に捨てられた柴犬に捲し立てるイノシシ。修羅場になりそうだとカラスさんが…
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第6回】黒沢 賢成
「可哀そうに、きっと今夜殺処分だよ。あの車に乗ったら最後で、もう殺されるのだよ」
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第5回】黒沢 賢成
見たこともない大きな生物!?都会育ちの猫を追いかけた生き物の正体は
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第4回】黒沢 賢成
ゆったりとして見える里山の風景も、昆虫の眼で見れば戦いの場所だ。
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第3回】黒沢 賢成
人間は自分で生態系と自然を破壊して、壊滅的な影響を受けるだろう。
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第2回】黒沢 賢成
里山生活への移住決意から五年。理想と現実が程遠いことに嘆いた日
-
小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【新連載】黒沢 賢成
様々な事情を抱えた生き物たちとの出会い。里山を舞台に生きる事の本質を問う物語。
-
小説『ひとしずく』【最終回】今明 さみどり
「目をひらいているほうが、こわくない!」怖がって閉じていた目をあけた先にあったのは…
-
小説『ひとしずく』【第6回】今明 さみどり
【小説】「時間の尺度というのは誰にでも公平ではないのです」
-
小説『ひとしずく』【第5回】今明 さみどり
サヨナラってぼくに?また今度って誰へ?「サヨナラ」と「また今度」の続きなんて本当にあるの…
-
小説『ひとしずく』【第4回】今明 さみどり
水の滴の姿で旅立っていく兄弟たち…ころころと笑うような別れのあいさつ
-
小説『ひとしずく』【第3回】今明 さみどり
空気の振動よりずっと小さな声で…緑児のように他愛ないつぶやき
-
小説『ひとしずく』【第2回】今明 さみどり
【小説】生命が芽吹く森…「何千種もの緑色が一度にこぼるるこのときを、何と表現すればいいのでしょう」
-
小説『ひとしずく』【新連載】今明 さみどり
【小説】まだ誰も出会ったことがない“ひとしずく”の物語