さらに周辺を探ってみた。「ルビコン川を渡る」が十八番(おはこ)らしい。「紀元前の古代ローマの国章はおれと同じ鷲だ。この鳥は正義の統治の象徴を意味する。シーザーがルビコン川を渡ってから鷲の飛翔のように素早く帝国の礎を築く。十世紀ごろにできた神聖ローマ帝国の紋章だって双頭の鷲だ」とうそぶく。はたして本当に正義の統治者なのか。そういえば、敬愛する先輩記者がシーザーに敵対した武将の話をしていたっけ。思い…
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小説『三代の過客』【新連載】大村 泰
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