夕食後、勉がその交差点に行くと、2人はすでに来ていた。茂津は、「ちょっと前からここにいるけど、全く動かねえぜ。どうかしてたんじゃねえのかい、春風亭キマジメさんよ」と宗をからかって言った。「いや、確かに見たんや」と語気を強めて言った。勉は「まあ、もうちょっといよか」と2人を見ながら言った。3人は、ライトの淡い光に照らされたマリア像を、しばらく見上げていたが、全く動かなかった。茂津は、「全く動かね…
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小説『浜椿の咲く町』【第31回】行久 彬
【金曜公開/浜椿の咲く町】夏祭りの招待席、花火が上がり始めると美紀は…
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小説『海が見える』【第3回】西野 民彦
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小説『浜椿の咲く町』【第30回】行久 彬
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小説『浜椿の咲く町』【第29回】行久 彬
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小説『海が見える』【新連載】西野 民彦
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小説『浜椿の咲く町』【第28回】行久 彬
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小説『浜椿の咲く町』【第27回】行久 彬
【小説】「やめて!」若いカップルの喧嘩。奈美は手が震え…
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小説『浜椿の咲く町』【第26回】行久 彬
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沙耶の辛い恋愛経験…背中の悲母観音が優しく微笑む。
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小説『浜椿の咲く町』【第24回】行久 彬
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小説『浜椿の咲く町』【第23回】行久 彬
紅葉が始まり出した十一月の始め、沙耶はマー君と出会った。