金星台から諏訪神社の側の細い坂道を登ると、ようやくヴィーナスブリッジのすぐ側の展望台にたどり着いた。茂津は、「何だよ、これは。こんな景色があるのかよ!」と、興奮気味に叫んだ。勉は、「茂津、関東風に言うと、大ありのコンコンチキよ」と、自慢げに言った。そこは、山の中腹に突如として現れたバルコニーのような感じで、北側には諏訪山から摩耶山・六甲山へと緑の山々が連なっている。前面南側には、神戸の町並みと…
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小説『海が見える』【第7回】西野 民彦
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小説『海が見える』【第6回】西野 民彦
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小説『浜椿の咲く町』【第31回】行久 彬
【金曜公開/浜椿の咲く町】夏祭りの招待席、花火が上がり始めると美紀は…
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小説『海が見える』【第4回】西野 民彦
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小説『浜椿の咲く町』【第30回】行久 彬
【小説】悔しさと情けなさで涙が…どうにか資金調達をするも
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小説『海が見える』【第2回】西野 民彦
クラシック音楽をめぐって「冗談じゃない!」と激怒したワケ
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小説『浜椿の咲く町』【第29回】行久 彬
【小説】「花火大会」開催に向け二人で寄付集めに出掛けるも…
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小説『海が見える』【新連載】西野 民彦
やむを得ず入った公立高校…入学式の翌日に言われた言葉に衝撃
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小説『浜椿の咲く町』【第28回】行久 彬
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小説『浜椿の咲く町』【第27回】行久 彬
【小説】「やめて!」若いカップルの喧嘩。奈美は手が震え…
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小説『浜椿の咲く町』【第26回】行久 彬
港町での穏やかな生活は、次第に奈美の心の傷を癒していった。
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小説『浜椿の咲く町』【第25回】行久 彬
沙耶の辛い恋愛経験…背中の悲母観音が優しく微笑む。
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小説『浜椿の咲く町』【第24回】行久 彬
入れ墨ぐらい何でもない…沙耶はそう思い込んでしまった。
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小説『浜椿の咲く町』【第23回】行久 彬
紅葉が始まり出した十一月の始め、沙耶はマー君と出会った。
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小説『浜椿の咲く町』【第22回】行久 彬
漁師の意地を掛けても、仕掛けたこの網だけは放すものか
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小説『浜椿の咲く町』【第21回】行久 彬
結婚話を持ち込まれた康代。勝手に進める親に反発を感じ…
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小説『浜椿の咲く町』【第20回】行久 彬
スナックでの美紀は、まるで年頃の娘に接する母親のようだった
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小説『浜椿の咲く町』【第19回】行久 彬
奈美との出会いは、まるで子猫を拾うような出会いだった。