Ⅲ 添い遂げたかった愛のカタチ誠子は実家を出たあと、ひとりで海の見える場所へと向かったのでした。電車に揺られ、外の景色を眺めながら、最後の決断をしていました。自分は今、これからどうしようとしているのか。本当に後悔しないのか。英介になにも話すことはないのか。子どもを残したままでいいのか。両親に相談しなくていいのか。ひとつひとつ、確認しました。青い空ときらきら光る海面が眩(まぶ)しくて、きれいだなあ…
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