ちょうど、松葉がアルミサッシの会社を退職して、松葉工業に入社した頃だった。水道の量水器のボックスを作ってみたらどうか、という提案があった。一軒に1個必ず使われる製品だ、強度もさほど必要ではないので、これは売れるのではないかと思った。住宅ブームに乗って売れる筈だ、みんなで考えると、良い提案が出てくるものだと感心した。量水器は市の指定商品になっているので、先ず、市の指定メーカーにならなければならない…
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メイン銀行の顔ともいえる駐車場係。「たいへんですね」と声を掛けられ、いつも通り挨拶を返すも内心は複雑で…
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小説『岬 上巻』【第14回】まつはじめ
「中小企業の会社と社長は常に一心同体、社長のやったことは会社のやったこと」ゴルフ場を手掛けたときに言われた厳しい言葉
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小説『岬 上巻』【第13回】まつはじめ
「生殺与奪」の権利を行使しようとする銀行!遂に企業の血液と言えるお金を抜こうと動き始める
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小説『岬 上巻』【第11回】まつはじめ
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小説『岬 上巻』【第10回】まつはじめ
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小説『岬 上巻』【第8回】まつはじめ
知人の弟の紹介で新進気鋭の建築家との打ち合わせに同行。初対面でサンプル提供の依頼を受ける
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小説『岬 上巻』【第7回】まつはじめ
「このままでは、帰れない。絶対帰れない…」アポイントを取らずに建設会社に行き撃沈。眠れぬ夜を過ごした30年前の自分
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小説『岬 上巻』【第6回】まつはじめ
単なるリップサービスだった? 挨拶すると早くこの場を去りたいという態度の協調融資に参加している銀行の頭取
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小説『岬 上巻』【第5回】まつはじめ
農業、林業が盛んな宮崎県。常に政治の目は第一次産業に向けられ、その中での工業政策には限界を感じていて…
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小説『岬 上巻』【第4回】まつはじめ
貸し剝しの専門屋登場!? 突然支店長から関東工場の運転資金融資撤回発言!
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小説『岬 上巻』【第3回】まつはじめ
支店長との会食の日。「貸し剝がしが始まったのではないでしょうね?」慌てて否定する支店長
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小説『岬 上巻』【第2回】まつはじめ
突然の5千万円返済要求!! それは銀行側から「何としても借りてくれ」と頼みこまれた借入だった