三 亀の前の厄難やれ、嬉しと思ったのもつかの間、「亀どの、床に這いつくばって、そのままの獣の恰好をしやれ、今度はそなたの後ろの御門を可愛がってあげようではないか、大好きな極太のお道具で妾と一緒に愉快に楽しもう ではないかエ……」牢内の片隅にある化粧箱には予め、女囚を懲らしめる様々な攻め具が用意されている。政子はその引き出しの奥から、吟味して張形の一種である「互い形」を取り出した。目の前のそれを目…
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小説『悪女万華鏡』【第15回】花山 天女
「そ、そ、そんなご無体な!」政子が取り出したものに、亀の前は悲鳴をあげた
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小説『月光組曲』【第16回】間埜 心響
応募書類を目にして、わが目を疑う!面接に来た女性はまさかのあの人
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小説『鶸色のすみか』【第8回】野原 ルイ
【小説】絶滅危惧種だとしても、自分一人で生きていく糧なら何とかなるだろうと思った
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小説『不倫された側』【第8回】及川 夢
もしかして妻が不倫?妻の車にGPSを仕掛けたところ、家から20キロも離れた町で、発信機が止まった!
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小説『毎度、天国飯店です』【第3回】竹村 和貢
先輩が話す、中華料理屋のアルバイト事情。話している内に思惑が見え始め…。
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小説『犬の三楽斎』【第8回】上泉 護
今川が武田に攻められれば…武田対今川・北条の戦となる…。
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小説『ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話ー里山生活編ー』【第3回】黒沢 賢成
人間は自分で生態系と自然を破壊して、壊滅的な影響を受けるだろう。
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小説『忍者風魔 ~戦国時代を生きた風魔小太郎~』【第3回】鏡本 ひろき
「今回の任務には連れていけない」出陣前の粗相で部隊を外された…。
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小説『ミネルヴァの梟』【第3回】御田 観月
「会社に迷惑をかけることはしていません」議員からの電話を上司は訝しげに見ていた
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小説『白川郷―聖なるものの村―』【第14回】遊座 はるか
年間百五十万人もの観光客が訪れる白川郷。観光地化に伴う問題点とは?
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小説『同じ名前の鳥が鳴く』【第11回】なつきめい
彼との擦れ違いは起きないと確信していた。卒業後の進路を聞いてきた彼の思惑は…?
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小説『北満のシリウス』【第6回】鎌田 一正
妹からの言葉に「付き合ってなんかいないわよ! いい加減なこと言わないで!」と反論
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小説『海渡るフォルトゥーナ』【第8回】鷹嶋 ちた
人口8000人程の小さな湊町が、これほど繁栄してきた理由とは?
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小説『いつか海の見える街へ』【第8回】須賀 渚
手作りの籠が翌日には売れていて…。昔描いた夢に一歩近づいた日
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小説『オレンジ病棟』【第9回】朝丘 大介
フサフサの髪を目指すため!夏みかんを食べ、皮を洗い、乾燥させ…みかん酒造りに励む
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小説『鋲【文庫改訂版】』【最終回】菜津川 久
怪我をさせた女の子から、鋲の入った英語の手紙が。ヤミ市の手紙屋に読んでもらうと…
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小説『第三のオンナ、』【第14回】椎名 雅史
私にそっくりな後輩と会っていた彼。この一週間、彼から一度も連絡がないのはなぜ?
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エッセイ『振り子の指す方へ』【第12回】山口 ゆり子
姉は突然アメリカに行くといった。母と離れ、自分の時間を持つのは良いことのはずだ…
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小説『維新京都 医学事始』【第14回】山崎 悠人
明治の医学者が初めて見た「臓器」。だが、執刀医の手つきが怪しくなっていき…。
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小説『Someday, Somewhere!』【第17回】宙舞 えみり
先が未確定だからこそ、好きに選べる未来。不安や心配をしていてはもったいない!