十八年前のことである。二、三日前から姑の右額に出来た湿疹はひどくなるばかりで、右目までふさがりかけている。ひょっとしたらヘルペスというものではないかと思ったが、本人は一向に痛がる様子もなく「放っといたら治る」と言い張るのでまかせていたが、やはりただならぬ状態になってきた。嫌がるのを無理やりかかりつけの医院に連れて行く。先生は一目見るなり「ヘルペスやな」と診断を下して薬をくださる。二日投薬するがひ…
嫁姑の記事一覧
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エッセイ『嫁姑奮戦記[人気連載ピックアップ]』【新連載】大野 公子
幻覚幻聴で病院を騒がせ、二度の脱走で終には入院を断られた過去のある姑。今度は顔のヘルペスで別の病院に入院したが、入院早々…
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【最終回】大野 公子
介護する者はされるほうの生き方まで背負い込まなければならない
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第19回】大野 公子
介護する側、される側、双方には今日に至る歴史がある
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第18回】大野 公子
考えてみたら私は姑にあれこれと小言を言われたことがない
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第17回】大野 公子
ああ窮屈、窮屈。はよ自分で好きなようにしたい。
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第16回】大野 公子
お金がないと寂しいわと言うので預かっていたお金を全て渡す
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第15回】大野 公子
退院してからは、妄想もウソのようになくなり、従来の姑に戻った
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第14回】大野 公子
娘と違ってこの子はこんな時、いつも家に居ない。
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第13回】大野 公子
布団をたたんでは広げ、広げてはたたみ、揚句は下に落とす。
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第12回】大野 公子
周囲を疑う前にどうして自分の物忘れを疑わないのか
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第11回】大野 公子
これはまたとんでもないことを言い出すぞ
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第10回】大野 公子
このまま逝ってくれたらという思いが一瞬よぎった
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第9回】大野 公子
どうもないのに何で手術なんかするんやろう
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第8回】大野 公子
大変やねえ。あんたのほうが潰れへんか心配やわ
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第7回】大野 公子
昼と夜ではまるでジキル博士とハイド氏だ。
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第6回】大野 公子
現状を分かってくれ、愚痴を聞いてくれるのが最高の手伝い
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第5回】大野 公子
どこも悪くないのに、病院の金儲け違うか
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第4回】大野 公子
病院泊一日目、私はとうとう徹夜した。
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第3回】大野 公子
猿が十何匹も壁にへばりついてる
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エッセイ『嫁姑奮戦記』【第2回】大野 公子
夫の落胆ぶりが電話の向こうから伝わって来る。