山頂小高い山の頂上とおぼしきところに見上げるばかりの大きな赤松が道に対して幾重かの門のように重なって立ち並ぶところがあった明治より前の時代にその辺りは処刑された罪人の首を並べた場所だったという話を近所の惚けたじいちゃんから小学生の頃に聞いたがおそらくそれは根も葉もない与太話で本当は山頂の印か何かで酔狂に植えたもののようだっただいたいにおいて昔とはいえこの小さな村にそんなに罪人がいたとも思えないし…
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エッセイ『静寂の梢』【第9回】岸 暎
罪人の悪霊の話…幽霊ウェルカムの私にはマイナスではなかった
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エッセイ『静寂の梢』【第8回】岸 暎
毎日散策した理由は、マイナスを引いてもあまりある景観だった
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エッセイ『静寂の梢』【第7回】岸 暎
もし幽霊に出会えば、「死後は無である」という暗闇に光がさす
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エッセイ『静寂の梢』【第6回】岸 暎
華麗な花園の小道を裸足で駆け抜けていくような感覚
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エッセイ『静寂の梢』【第5回】岸 暎
「大きな対象」を前にして…逃げたい気持ちも分からなくはない
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エッセイ『静寂の梢』【第4回】岸 暎
「歪んだ内面世界」を自覚すると、人は少しだけまともになる
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エッセイ『静寂の梢』【第3回】岸 暎
心の怪我……自分の中身が真空のポリタンクになる時
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エッセイ『静寂の梢』【第2回】岸 暎
空の色よりも周りの顔色ばかりを気にして生きている
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エッセイ『静寂の梢』【新連載】岸 暎
自分の生きている空間は閉ざされた透明な箱の「内側」に過ぎなかった