秋の夕暮れ。十才の私は歩いて五分程の海へ走った。素足にちびたサンダルを履き、思いっきり走ってゆく。土手の階段を十段程かけのぼると、海が一面に広がっている。もう誰もいない砂浜をザクザクと歩いて堤防に着くと、足をブラーンとさせ座って海を眺めている。海は小さな湾で、波もなく遠くに水平線が見える。もうすぐ陽が落ちる。水平線が真赤になり、最後に点となり、海の向こうに消えてゆく。太陽は燃えるようで、またとて…
エッセイの記事一覧
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