そのうち、声が全く出なくなった。平成十八年春、澄世は三十九歳になっていた。またK病院の心療内科のD先生にかかった。「声も出ないって言うでしょ。そう言う心境なんです。ゆっくり休みなさい」そう言われて、K病院に入院した。入院中、口のきけない澄世は、病室で、ひたすら花の絵を描いた。花が好きな澄世は、机にいつも花を飾り、枯れる別れが淋しくて、絵に描き残そうと思ったのがきっかけだった。絵筆を持ったのは中学…
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小説『薔薇のノクターン』【第16回】高見 純代
友人の一言に驚愕…「あなたもがんよ!ちゃんと調べなさい!」
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小説『薔薇のノクターン』【第15回】高見 純代
こんなに酷い体とどう付き合うのか!仕事も結婚もできない…
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自分が惨めで悩みを話せない…カウンセリングには行けなかった
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小説『薔薇のノクターン』【第13回】高見 純代
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小説『薔薇のノクターン』【第12回】高見 純代
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小説『薔薇のノクターン』【第11回】高見 純代
彼氏歴がないと言うと、皆が距離を置いて接するようになった
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小説『薔薇のノクターン』【第10回】高見 純代
ショールームアテンダント業務。月給十八万円、賞与八十万円。
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小説『薔薇のノクターン』【第9回】高見 純代
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小説『薔薇のノクターン』【第8回】高見 純代
私、貴方が思ってるより、ずっとおばさんなのよ。
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小説『薔薇のノクターン』【第7回】高見 純代
思いを寄せる年上の女性の心が読めず…惑い悩む三十八歳
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小説『薔薇のノクターン』【第6回】高見 純代
二人だけの世界…和彦は初恋の頃の少年に戻ったような気がした
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小説『薔薇のノクターン』【第5回】高見 純代
人間て結局、嫉妬なのよ。あなたは三枚目を演じないとね。
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小説『薔薇のノクターン』【第4回】高見 純代
「ショパンのバラード」が流れ出すと、彼女の目に涙が溢れた
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小説『薔薇のノクターン』【第3回】高見 純代
年上の綺麗な女性と食事をしていると知ったら絵里は怒るかな?
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小説『薔薇のノクターン』【第2回】高見 純代
澄世の手には指輪がなかった。この美貌だからバツイチかも?
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小説『薔薇のノクターン』【新連載】高見 純代
かわいい人だな……でも、いったい幾つだろう?