第1節 岡本かの子と生々流転(しょうじょうるてん)的死生観こうした生々世々業転の象徴となるのが、かの子の小説における「河の流れ」である。『河明り』(⑦第四巻)の大川(隅田川)、「水の性」を本質とする主人公・蝶子が乞食たちと関わる場となる『生々流転』(⑦第六巻)の多摩川(小説では「多那川」)がそれだ。小説と評論で著名な石川淳(一八九九~一九八七)は「女史は窮極に於て『河』という死生観に到達している…
歴史・地理
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『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第14回】西野 鉄郎
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『オールガイド 日本人と死生観』【第24回】新妻 健
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『古九谷を追う 加賀は信長・利休の理想郷であったのか』【第13回】西野 鉄郎
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『戦争を知らない君へ』【第5回】棚橋 正夫
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『ユダヤ系秦氏が語る邪馬台国』【第32回】石川 雅晟
名前から判断して、彼がユダヤ系の何ものかである可能性が高い